どん底にいた私を支えてくれた母
私たち夫婦は結婚3年目ですが、まだ子供はいません。結婚して2年が過ぎた頃、生理不順も気になっていたので婦人科を受診しました。
検査の結果、特に異常はなかったのですが、強く妊娠を希望していたので排卵を助ける薬を飲みながらタイミングをみてもらう事になりました。
自分でも何とか体調を整えようと、毎日ウォーキングをしたり、体を温める為に足浴をしたり湯たんぽを腰に当てたりしていました。
女性ホルモンの働きを良くする為に、大豆製品やビタミンが多く含まれた食品をとると良い、と雑誌に書いてあったので食事にも気をつかいました。
しかし、治療を始めて半年が経ちましたが、なかなか良い結果にはなりませんでした。病院で出された薬を飲んで効果を感じていた分、かなり期待していたのでショックも大きかったです。努力してもどうにもならない事があるって思いました。
そんな矢先、実の妹や従妹、友人の妊娠の報告を受けたのです。しかし、心から喜べず妬んでしまう気持ちだけがあり、毎日が辛くて泣いてばかりいました。
精神的に不安定になり仕事も辞め、家事も思うように出来なくなりました。そんな私を支えてくれたのは夫ではなく母でした。
別々に暮らしていますが、お互いの家は近くにあるので私を心配してよく会いに来てくれたのです。来れない日は様子伺いのメールが送られて来ました。
母は私の前では妹たちの妊娠の事をひと言も口に出さないでいてくれました。それは私にとっては救いだったのです。そして母は私に言いました。「苦しんだあとには必ず幸せがやって来る」と。
最近は少しずつ前向きに考えられるようになりました。治療は辞めて成り行きに任せようと思っています。
どん底にいた私をいつも明るく優しい言葉で励まし、支えてくれた母には何度感謝の言葉を言っても足りないくらいです。
母が言うように、私が元気で笑っている事が母にとっての幸せだという事を、ずっと忘れずにいたいです。そしていつの日か母に孫の顔を見せてあげたいな、と思っています。