人生に影響を及ぼすレベルのオススメ漫画
少女漫画界には24年組と言われる、のちの少女漫画界の流れを大きく変えた少女漫画家たちがいます。彼女達が当時世に送り出した作品は、どのストーリーも非情に秀逸であり、人の心を打ち、、時が流れても色褪せず、輝きを放ち続けています。
今では大御所と言われる24年組の少女漫画家たちが現在連載している作品は、読み手を選ぶようなハイレベルな内容のものもありますので、まずは初期の作品から読んでいく事をおすすめします。
24年組の代表と言われたら、筆者は真っ先に萩尾望都の『トーマの心臓』を思い浮かべます。この作品はあまりにも有名で、舞台化されたり小説になったりしています。きっと何度もあの感動を味わいたいのだと思います。登場人物の多くは感覚的で、読み手は登場人物の誰かに自分を投影してしまうかもしれません。セリフは詩的で、各場面は唐突でリアリティに富んでおり、他に無い感じです。まるで上質な洋画を観ているよう。けれどもこんなに心を動かされる映画は滅多にお目にかかれません。そして、特筆すべきは絵の繊細さ。少年の砂糖菓子で育てられたような育ちの良さ、髪の質感、瞳の美しさなどが、絵からビシバシ伝わってきます。この作者が描く無垢な少年は、本当に見ていて微笑ましいです。ジャンルとしてBL(ボーイズラブ)になっている事もありますが、筆者は違うのではないかと思います。そんな俗っぽい単語が不似合いな、とても上質な作品です。なんだか最近停滞しているな、と思っている時なんかに読むと、心に新しい風を感じさせてくれるかもしれません。
萩尾作品は他にも吸血鬼の物語『ポーの一族』や本格SFである『11人いる!』『銀の三角』『マージナル』などがあります。 どれもが有名であり、今挙げたものの中にもドラマやアニメなどになっているものもあります。普段、漫画をあまり読まない方も、漫画が好きで良く読んでいる方も、萩尾作品が未読であれば、この機会に是非、ご一読を。貴方の人生に何らかの影響を及ぼす事うけあいです。